10/11 第3回 ものづくりスペシャリスト表彰 表彰式を開催

ものづくり従事者の業務・実績を広く社会一般に浸透させると共に、技術者・技能者の地位向上、技能水準の向上、若手従業員の意識向上を目的に、優れた技術・技能で社業発展・業界振興に貢献している「従業員」、及び将来の担い手として有望な「若手従業員」を表彰するために実施した。

選考は全3回にわたり選考委員会を開催し、下記6名の表彰者が決定した。

※平成26年度より実施し、今年度で3回目の実施

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第3回 ものづくりスペシャリスト表彰 受賞者決定
ものづくり熟練部門
  • 最優秀賞
    ㈱池田熱処理工業 熱処理課営業部長 小田 裕一 氏(おだ ひろかず)
  • 優秀賞
    ㈱日照電機製作所 品質保証部長 木下 勲 氏(きのした いさお)
ものづくり新技術・技能部門
  • 最優秀賞
    ㈱エルコム チーム名 「エルコム技術部」
    【技術部長 鈴木 克則 氏(すずき かつのり)、技術部設計シニアマネージャー 中條 富博 氏(なかじょう とみひろ)、技術部係長 田中 智也 氏(たなか ともや)、技術部設計担当 相馬 聡円 氏(そうま としまる)】
  • 優秀賞
    ㈱ノースプラン チーム名 「DC防雪柵開発チーム」
    【代表取締役 平田 勝二郎 氏(ひらた かつじろう)、技術部長 田中 広明 氏(たなか ひろあき)、企画開発部長代理 佐藤 主章 氏(さとう かずあき)、技術部次長 上野 晴彦 氏(うえの はるひこ)】
ものづくり新星部門
  • 最優秀賞
    玉造㈱ 溶断部門 北嶋 里江 氏(きたじま りえ)
  • 優秀賞
    北海道ロードメンテナンス㈱ 工務部課長 太田 克之 氏(おおた かつゆき)

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1.㈱池田熱処理工業 熱処理課営業部長 小田 裕一 氏

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2.㈱日照電機製作所 品質保証部長 木下 勲 氏

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3.㈱エルコム 「エルコム技術部」

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4.㈱ノースプラン 「DC防雪柵開発チーム」

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5.玉造㈱ 溶断部門 北嶋 里江 氏

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6.北海道ロードメンテナンス㈱ 工務部課長 太田 克之 氏

受賞理由
小田 裕一(おだ ひろかず) 氏 【㈱池田熱処理工業 熱処理課営業部長】

熱処理加工の「高周波焼入れ」分野において30年以上のキャリアを持っている。特に、製品ごとに最適な硬度を得るためには、作業者が目視で「火色を見る」能力が不可欠であり、その能力は社内でも突出した存在である。現状の設備では受注が困難な注文に対しても、これまでの行程を見直す事で受注可能とし、会社への貢献度も大きい。また、部下への技術の継承にも力を注ぎ、後進の指導にあたっている。

木下  勲(きのした いさお) 氏 【㈱日照電機製作所 品質保証部長】

ものづくりの基本である製品の品質確保・品質保証業務に38年にわたり従事し、各作業段階でのミス撲滅、作業環境改善、安全作業の推進など、自社の優良工場認定の際にも大きく貢献され、他社からの信頼向上や受注増にもつなげている。また、業界や国の技能試験の委員に就任するなど業界の技能向上や技能士普及においても多大な貢献をしている。

チーム名:エルコム技術部 【㈱エルコム】

これまでは埋め立て処分か長期保管に頼っていた汚れた廃発泡スチロールを、独自の技術でペレット化し、そのペレットを燃焼させ、温水を作り出す革新的なボイラーを開発した。このボイラーには二次燃焼装置を装備したことで、一酸化炭素の排出を極少量にすることにも成功し、国内のみならず、廃棄物リサイクルが確立されていない外国への販売にも期待が持たれる。

チーム名:DC防雪柵開発チーム 【㈱ノースプラン】

従来の防雪柵では風下に吹き溜まりを形成し、交通障害を発生させてしまう欠点があったが、風雪の方向を変換できる自社開発のオリジナルパネルを部分的に使用することで、風下の吹き溜まり量を80%程度減少させる事を可能とした。ここに至るまで数多くのフィールド実験やコンピューターシミュレーション等を繰り返してきた。今後、本道の冬期間のインフラ維持に大きな期待が持たれる。

北嶋 里江(きたじま りえ) 氏 【玉造㈱ 溶断部門】

仕事の段取り、仲間の援助、体調管理など、安定した執務態度は代表者のみならず、同僚・先輩・上司からも大きな信頼を寄せられている。昨年、自身の仕事の幅を広げるために、クレーン運転や玉掛け技能を取得しており、技術向上にも余念がない。将来は女性工場長を目指す。

上西 保朗 氏(かみにし やすお氏) 【北海道ロードメンテナンス㈱ 工務部課長】

周囲への気配りや、向上心を持って仕事へ向き合う姿勢は、周囲への手本となっており、他部署との連携を図るリーダー役として、他部署の知識も吸収しながら活躍。協力会社への技術指導も積極的に行い、社内外からの評価も高い。

開催概要
募集期間 平成28年6月13日(月)~7月8日(金)
応募方法 自薦または他薦
選考方法 有識者で構成される選考委員会による選考の上、各部門に対し、それぞれ最優秀賞、優秀賞を決定
応募者 14名
主催 ものづくり工業部会
表彰式

平成28年10月11日(火)11:00~12:00

ニューオータニイン札幌2階 鶴の間

第3回 ものづくりスペシャリスト表彰 募集開始(6/13(月)~7/8(金)まで)
主催 札幌商工会議所 ものづくり工業部会
応募期間 2015年6月13日(月)~7月8日(金)迄【消印有効】

募集要領
趣旨 ものづくり従事者の業務・実績を広く社会一般に浸透させると共に、技術者・技能者の地位向上、技能水準の向上、若手従業員の意識向上を目的に、優れた技術・技能で社業発展・業界振興に貢献している「従業員」、及び将来の担い手として有望な「若手従業員」を表彰します。
被推薦者

1部門につき1名、1企業・団体につき2部門までお申込み頂けます。

(ものづくり新技術・技能部門へのお申込みは、チームでのお申込みも可能です。また、男女は問いません。)

募集要件
  • ものづくり熟練部門
    職歴10年以上の従業員
  • ものづくり新技術・技能部門
    職歴不問(チームで応募される場合、他の企業・別団体との共同開発は対象外)
  • ものづくり新星部門
    職歴10年未満の従業員
応募方法

応募書類:(自薦・他薦を問いません)

応募者は、次の書類を郵送またはメールにてご提出願います。

  1. 応募申請書(下記よりダウンロード願います。)
  2. 仕事内容や成果がわかる資料(写真、新聞記事、報告書等)
  3. 企業概要、団体概要がわかる資料(パンフレット、会報等)
申込書はこちらから

  • 応募書類は返却致しません。あらかじめご了承ください。
  • 郵送にかかる費用は応募者の負担となります。
  • 応募後、応募申請書及び添付書類の内容について、事務局からご確認させて頂く場合がございます。
  • 添付書類の形式は問いません。
募集概要
  • ものづくり熟練部門
    札幌市内及び北海道内に所在の当所会員企業・団体に所属し、ものづくり分野において熟練した技術・技能により社業の発展や産業振興及び他の模範となる従業員。
  • ものづくり新技術・技能部門
    札幌市内及び北海道内に所在の当所会員企業・団体に所属し、ものづくり分野において新技術の開発や新技能の習得により、画期的な製品や部品及び素材の開発・実用化を実現させ、社業の発展や産業振興に寄与している従業員(またはチーム)。
  • ものづくり新星部門
    札幌市内及び北海道内に所在の当所会員企業・団体に所属し、ものづくり分野において意欲的な取り組み及び目覚ましい活動により、今後の社業発展に欠かせない若手従業員。
選考
選考方法

学識経験者等で構成する「選考委員会」での審査を経て、札幌商工会議所ものづくり工業部会 正副部会長会議にて機関決定致します。審査過程において、候補者ご本人直筆のレポート(A4サイズ1枚程度)を求める場合があります。また、必要に応じ候補者との面談を実施致します。

選考基準 各部門の選考においては、原則として次の選考基準を重視し、応募申請書記載の2~4の評価項目で総合的に

評価致します。

1)ものづくり熟練部門の選考基準

  • 長きにわたり培われた経験と、熟練度・習熟度の高い技術・技能により、精密な製品や部品をつくり上げ、社業の発展及び業界振興に寄与している。
    (例)30年にわたり、化学機械の製作に従事。主要製品である大型ロータリーキルン製造に求められる 1万分の1以内の加工精度溶接や、歪みの値をデータ化し、精度やコスト面で大きく貢献。
  • 仕事に対する実直な姿勢から、周囲に与える影響は大きく、他の模範となっている。
    (例)高い技術力が求められる専門分野の中で実直に取り組みながら、部下の指導も行い、技術のみならず、文化や伝統の継承を行っている。

2)ものづくり新技術・技能部門の選考基準(個人・チーム共通)

  • 今までにない新規性・独創性を有した技術・技能により、画期的な製品や部品及び素材の開発・実用化を実現させている。
    (例)一般に被られている帽子に様々な緩衝材を組み入れ、機能性とファッション性を兼ね備えた保護帽子を開発。トヨタ自動車や北海道電力でも実用されており、今後も幅広い業界に展開できる将来性を持っている。
  • 新技術開発や新技能の習得により、社業の発展及び業界振興に寄与している。
    (例)小型分散型の氷供給システムは、業界のニーズに即しているため、経済効果が期待でき、多方面からの問い合わせが寄せられている。この技術の導入により、水産物の流通に大きな発展が期待されている。

3)ものづくり新星部門の選考基準

  • チームワーク・責任感・ひたむきさ等から判断し、社業に貢献しようという意欲が伝わる。
    (例)仕事の段取り、仲間の援助、体調管理など、安定した執務態度は代表者のみならず、同僚・先輩・上司からも大きな信頼を寄せられている。昨年、自身の仕事の幅を広げるために、クレーン運転や玉掛け技能を取得しており、技術向上にも余念がない。
  • 豊かな発想力と意欲的な活動等により周囲に与える影響は大きく、今後の社業発展に欠かせない人材である。
    (例)周囲への気配りや、向上心を持って仕事へ向き合う姿勢は、周囲への手本となっており、他部署との連携を図るリーダー役として、他部署の知識も吸収しながら活躍。協力会社への技術指導も積極的に行い、社内外からの評価も高い。

※上記に掲載の例文は、第1回~第2回受賞者の受賞内容を参考にしています。

表彰
表題の種類

上記の3部門に対し、それぞれ「最優秀賞」及び「優秀賞」が授与されます。(なお、選考の結果、該当者がいない場合もございます。)

対象 人数
最優秀賞 応募者の中で最も優秀と認められる者 1名
優秀賞 優秀と認められる者 1名

※ものづくり新技術・技能部門のみ個人またはチームを対象としています。

表彰式

平成28年10月上旬頃に実施予定です。

※受賞者には別途詳細をお知らせします。

その他
  • 受賞者には、表彰状と記念品を贈呈します。
  • 当所広報誌への掲載、マスコミへのPRを致します。
申込み・問合せ先
担当部署 札幌商工会議所 産業部 地域振興・ものづくり課 担当:須賀・大椋
送り先住所 〒060-8610 札幌市中央区北1条西2丁目 経済センタービル2階

TEL/FAX

E-mail

電話:011-231-1373

FAX:011-231-1078

E-mail:tiiki@sapporo-cci.or.jp