|
全日本空輸㈱が新千歳への路線集約化を表明している札幌丘珠空港の路線については、現在、全日本空輸と地元自治体・経済界による協議会が進められているが、新千歳への路線集約化が現実のものとなると、札幌と道内拠点都市を結ぶ交通ネットワークに支障をきたし、ひいては地域経済そのものに大きな打撃を与えることとなる。 札幌市においては、丘珠空港路線の維持存続に向けて、有効な方策の提示など、最大限の努力を図られたい。 |
【回答】(所管:市民まちづくり局)
丘珠路線は、道内各地と道都・札幌を結ぶ高速交通網として、ビジネスマンの貴重な移動手段として、また地方医療を支える医師の移動手段として、さらには札幌で高度医療を受ける地方の患者さんの医療路線として、年間約40万人におよぶ安定的な需要を維持しております。
これに対しANAは、当方からの再三の申し入れにも係わらず赤字原因を具体的に示すことなく、新千歳空港への路線移転を強行しようとしているが、貴所(札幌商工会議所)や札幌市が実施したアンケート調査でも明らかなように、これら安定的な「道民の足」としての需要の多くを失うことになると考えられます。また、新千歳移転により失うこれら需要を新たな観光需要で賄おうとしているが、昨今の航空需要を鑑みると、安定的な需要を獲得することは容易なことではないと考えます。
新千歳空港移転が、道内経済に与える影響の大きさのみならず、結果的に道内路線が将来的にさらに大きな課題を抱えることにはならないか、札幌市としては大いに憂慮しているところです。
札幌市としては、本件問題の根本的な解決策が、赤字原因を正しく理解したうえで、如何に道内路線の需要を掘起し、さらに安定的なものとしていくかであると捉えており、前回(第3回)協議会において具体的な形で利用促進策を提案したところである。ANAにあっては、我が方の提案を真摯に受け止め、丘珠路線の維持存続に向けた検討を進めていくべきであると考えています。
丘珠路線の存続維持は、「道民の足」を守るために大きな意味があるので、今後とも粘り強く働きかけていきたいと考えております。

