再生エネルギー
再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスなどと同じく、温室効果ガスを排出しないエネルギーです。これは国内で生産できる上に資源が枯渇することがなく、永久にエネルギー源として使用できると言われています。SDGsやパリ協定の流れを受け、国内では炭素社会に向けた取り組みが進み、再生可能エネルギー利用が高まりつつあります。
特に北海道は、全国でも高い再エネポテンシャルを秘めております。
なぜ企業は再生可能エネルギーの取り組みをするのか?
2015年にCOP21にて提案されたパリ協定をきっかけに、日本では低炭素社会実現のため、2050年までにCO2排出量を1990年に比べ80%削減するという目標を掲げました。それを受け、国内では企業の再生可能エネルギーの導入が大幅に増えています。また、企業における再生可能エネルギー導入は企業価値の向上につながったり、ビジネスの機会をつくったりと、メリットが多く存在します。
- 企業価値の向上
企業の再生可能エネルギー導入の大きなメリットとして挙げられる点が、企業価値の向上が見込めるという点です。環境に配慮し、社会問題に積極的に取り組む会社だと広くアピールすることが可能となります。また、RE100やEV100などの国際イニシアチブに参加することも、大きく企業価値を高めることに繋がります。 - ビジネスチャンスの創出
再生可能エネルギーの導入は1つのビジネスとして扱うことも可能です。企業は新規のビジネス機会をつくったり、既存のビジネスの幅を広げたりすることができ、導入のポテンシャルがとても高いです。 - カーボンクレジット制度による現金化
カーボンクレジット制度とは、再生可能エネルギーの導入や森林の管理などをすることで温室効果ガス排出を削減し、それをクレジットとして国が認証する制度のことを指します。カーボンクレジットは購入分だけ自社でのCO2排出量を削減したとみなされ企業価値が上がり、販売側にはお金が入るため、双方にメリットが生まれます。
札幌市が期待する取組
札幌市では、「札幌市気候変動対策行動計画」における温室効果ガスの削減目標達成に向けた取組の一つに、「再生可能エネルギーの導入拡大」を掲げており、事業者の皆様へは、主な役割・取組として、
- 太陽光発電設備等の建築物への導入
- 再生可能エネルギー比率の高い電力の利用と供給
- 都心部における地域熱供給など、再生可能エネルギーの導入・利用
などを期待しています。