【エコモット株式会社】ロードヒーティングをIoT技術で24時間遠隔監視~年間9億円の燃料コストと25,000tのCO₂削減に貢献~

会社概要

エコモット株式会社

代表取締役  入澤 拓也

〒060-0031 札幌市中央区北1条東2丁目5番2号 札幌泉第一ビル1階

電話番号: 011-558-6600

URL: https://www.ecomott.co.jp/

SDGs達成に向けた取り組み

ロードヒーティングをIoT技術で24時間遠隔監視
~年間9億円の燃料コストと25,000tのCO₂削減に貢献~

エコモット株式会社では、2007年の創業当初から、ロードヒーティング(融雪システム)遠隔監視ソリューション 「ゆりもっと」の提供をしており、マンションや商業施設等の駐車場の融雪に使われる燃料コストを1シーズン平均42%削減し、大幅な省エネに貢献しております。

■世界一の豪雪都市が抱える排雪問題とそれにかかる膨大な燃料コスト

全世界の人口10万人以上の都市で、最も積雪が多い街は札幌市と青森市です。人口10万人以上かつ年間降雪約500cm以上の地域の駐車場は、人口密度が高く排雪スペースの確保ができないか、積雪量が多く除雪が追いつかないため、地中にパイプを埋め込み、屋外用(灯油・ガス・電気)ボイラーでそのパイプを暖めて雪を融かす、ロードヒーティングという融雪方法を選ばざるを得ない状況にあります。

また、ロードヒーティングはボイラーについている降雪センサーに水分が付着すると着火し、ボイラーの設定により数時間にわたり自動で運転されるため、積雪しない雨やみぞれ、ほんの数分のパラパラと降る雪でもムダに数時間運転されてしまいます。

降雪センサーは雨やみぞれでも検知してしまうため、”雪が積もらなくても”ボイラーを運転してしまう

■IoT技術を使った24時間遠隔監視センターにより、省エネ運転を実現

「ゆりもっと」は、既存のロードヒーティングボイラーに自社のIoT通信デバイスとカメラを導入することにより、遠隔での現地降雪状況の確認ならび手動運転操作を実現。オペレーターが24時間体制で、現地の画像とピンポイントの気象データ、独自のCRMによる、その駐車場のロードヒーティング設備特有のクセや過去データを加味した精度の高い省エネ運転を実現しています。

駐車場が見渡せる位置にカメラを取り付け、既存ボイラーにIoT通信デバイスを設置


【ゆりもっとシステムイメージ】

融雪監視センターイメージ

監視センターで24時間遠隔監視、創業から培われてきたノウハウによる最適な運転を実現


■25,000tのCO₂削減=杉の木175万本の吸収量

現在、1,800物件以上の導入実績があり、1シーズン平均で42%の削減率を算出しています。以下の導入例の通り、削減量が非常に大きい物件もあり、物件数や導入年数が増えれば増えるほど、CO2排出量は抑えられるため、カーボンニュートラルの実現に大きく貢献しているサービスとなっています。

■AIによる監視業務のサポートから監視業務の自動化を目指して

「ゆりもっと」では、独自の画像解析と気象予測データ、CRMの物件設備データや過去の稼働状況を使ったAIによる監視業務のサポート機能を実装しております。今後の展開として、監視の品質向上・人間の誤操作検知、省人化のため、自動化を目指し、サービスクオリティの向上とカーボンニュートラルの実現の両立を目指します。

「ゆりもっと」サービスサイトはこちら
https://www.yurimott.jp/

当社のSDGsへの取り組みはこちら
https://www.ecomott.co.jp/company/sdgs.html