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札幌商工会議所では、これからの札幌経済を担う子どもたちに、企業研究を通じて地元の業界や企業の魅力を知ってもらうことを目的に、今年7月~9月にかけて、市内中学生を対象に、地場産業や地元企業の仕事等について調査したレポート作品を募集する「キャリアリサーチコンテスト」を実施しました。
同コンテストは、市内23校より40名(グループ応募含む)からご応募いただき、委員による厳正な審査の下、「最優秀賞(1作品)」「優秀賞(3作品)」の受賞作品が決定いたしました!
つきましては、受賞者を対象に授賞式を開催いたします。
- 開催日
-
このイベント・セミナーは既に終了しています2022年10月16日(日)
- 時間
- 9:00~11:00
- 場所
- ニューオータニイン札幌 2階「北斗の間」
- 内容
【授賞式 当日の流れ】
1.開会
2.主催者挨拶
札幌商工会議所 キャリア教育特別委員会 委員長 長沼 昭夫(㈱きのとや 代表取締役会長)
3.賞状・副賞授与
4.受賞者による作品発表 ※インタビュー形式
5.質疑応答・記念撮影
6.閉会
【受賞作品】
★最優秀賞『ケーキ屋さんの真実っ‼』
札幌市立北辰中学校 2年 広瀬 百々花 さん
調査の動機
(きっかけ)
私が、今回このリサーチに「ケーキ屋さん」を選んだきっかけは、母がケーキ屋さんでパート勤務をしていることから、この業種に興味を持ったからです。母から仕事の話を断片的に聞いたり、ぼんやりとしたイメージはありましたが、実際にどのような作業をしているのか、詳しく知りたいと感じ、取材をお願いしたところ、さらに実習もさせていただくことができるということで、自分にとって大変有意義な体験になると思い参加を決めました。 結論と結果 今回のリサーチを通して、私が持っていた「ケーキ屋さんはとにかくケーキを作る」というイメージはガラッと変わりました。もちろん、ケーキを作っていることに間違いは無いのですが、それ以外にも私が考えたこともないような仕事がたくさんあり驚きました。ケーキ作りや接客以外の、消費者側からは見えない部分の仕事の多さや細やかな作業や工夫がお店として長く運営していくにあたって大切なことなのだと知ることができました。そして誕生日やウエディングなど、お客様にとって特別な日のお祝いに「特別な喜びと美味しさ」を届けることができるができる素敵な業種だと感じることができました。 ★優秀賞『私たちを笑顔にするお菓子(観光)の現場で働く大人たち』
市立札幌開成中等教育学校 2年 彭 由伊 さん
調査の動機
(きっかけ)
小学生からお菓子(クッキー)などを作ることが好きで、それと関連する業種である「石屋製菓」さんに決めた。また、北海道のお土産と言えば「白い恋人」が出てきたのでお菓子作りの仕事とした。他にも、石屋製菓さんが運営している「白い恋人パーク」も調査することでお菓子と観光という2つの分野を探究できると思ったから。最近は2019年からのコロナウイルスで観光業に大きな影響を及ぼしている。そんな中、どのようにして観光客を集めているのか気になった。上記の理由から、私は「石屋製菓」さん(白い恋人パークさん)について調査しようと決めた。 結論と結果 はじめ、仕事は全て大変で難しいものだと思っていた。お金を稼ぎ、生活のために大人たちは働いているのだと考えた。しかし、石屋製菓さんを調査した結果、苦労していることもいくつかあったが、それと同時に「嬉しい」や「楽しい」などといった感想もあり、仕事の世界は自分がイメージしているものよりもっと広いと思った。また、ほとんどの人が「やりがい」を持ち、働く上でのモチベーションとしていた。お菓子を作る仕事での一番の魅力は原材料である。150年ファームという農業研修では、「いのち」の大切さについて学ぶことができたり、原材料からどれくらいのお菓子に使えるのかといった思考が素敵だった。これからは、違う分野についても調べ、大人が働くということをより深く学んでいきたい。 ★優秀賞『共同学童保育所で働く大人たち』
札幌市立発寒中学校 2年 村田 希野 さん
調査の動機
(きっかけ)
もともと小学生の間、共同学童保育所に通っていた。母も同じ仕事をしていたので、毎日何をしているのか、よく出かけていく「会議」とは何を話し合っているのか、気になって調べることにした。たくさんの人にお世話になったので、この業種を多くの人に知ってもらいたいという気持ちもあり、作成を始めた。 結論と結果 この仕事について調べてみて、大きなやりがいを感じられる仕事であることがわかった。でも、それと同じくらい苦労があることを知った。母が働いているので、大変なことはある程度わかっていたが想像以上だった。私が調べて感じたこの仕事の魅力は「人との距離が近い」ことである。保護者と共に作り上げていくため、子供だけではなく、保護者とも言い合える仲になるのが良いと思った。他の仕事よりも笑顔を見れることが多い業種だと思うので、そこも大きな魅力であると感じた。 ★優秀賞『「もったいないを形に」し、「みんなの幸せをつくる会社」ではたらく大人たち』
札幌市立琴似中学校 1年 桑島 汐里 さん
調査の動機
(きっかけ)
ケーキや焼き菓子などのお菓子が好きで、その業種について知りたかったので。札幌商工会議所の北のブランド2022(HP)のパン・菓子のページを見ていて、札幌市産はちみつを使ったロールケーキが気になったから。 結論と結果 調査した結果、自分の予想していたイメージとは全く違うイメージだった。もっとパティシエのような感じだと思ったが、複雑に色々な業種が絡んでいてお菓子の製造だけでなく福祉やSDGsに繋がるような社会貢献にもなる仕事があるこということを知りとても勉強になった。ひとつの仕事がいろいろなことに繋がっているのが魅力だと思った。 【審査委員】
札幌商工会議所
キャリア教育特別委員会
委員長
長沼 昭夫
(㈱きのとや 代表取締役会長)
副委員長
平島 信一
(大成建設㈱札幌支店 執行役員札幌支店長)
沖津 充男
(㈱電通北海道 代表取締役社長執行役員)
本庄 明彦
(㈱道新サービスセンター 代表取締役社長)
札幌市教育委員会 学校教育部長 長谷川 正人 【審査基準】
①調査内容 ⅰ)調査対象(企業や業種)の業務内容や仕組みをよく理解しているか ⅱ)調査から、新たな発見や気付き等の学びを得ているか
ⅲ)調査対象(企業や業種)の社会における役割や、やりがい等の魅力がよく伝わるか ②情報収集力 調査対象の取材等を通じて、十分な量・質の情報を収集しているか ③表現力 文章構成力(道筋・順序立て)や、イラストやグラフを使用する等、読みやすい工夫が見られるか
- 主催等
- 主催:札幌商工会議所
後援:札幌市教育委員会
札幌商工会議所 産業部 人材確保・活用課 電話:011-231-1772 FAX:011-222-5215