北海道新幹線建設促進札幌圏期成会 特別講演会
北海道新幹線建設促進札幌圏期成会 特別講演会

 北海道新幹線札幌延伸の早期実現に向け活動している期成会(会長:岩田圭剛会頭)では、2030年度に予定されている北海道新幹線札幌延伸後に発生する経済的・社会的変化を考える機会として道外講師2名による特別講演会を開催し、58名が参加しました。

 富山国際大学 現代社会学部 大谷友男准教授は、10年が経過した九州新幹線全線開業の効果と課題について解説し、札幌~東京間は約5時間の乗車時間となるため、航空客から多数のシフトは難しいと考える一方で、道南~札幌間の時間距離が縮まることで、経済的な交流以外にも、地方圏で深刻な課題となっている医療アクセス等の改善に期待ができると述べました。

 また、(一財)北陸経済研究所 調査研究部 藤沢和弘担当部長は、北陸新幹線金沢延伸について解説し、札幌への延伸を見据え、先行開業地域からの情報収集や観光圏開発、プロモーション計画の立案等について、早期に戦略を練り準備を推し進めることが重要であると述べました。