北海道サマータイムの導入に関する提言
北海道サマータイムの導入について

提案委員会・部会:政策委員会
陳情・要望先:内閣府・北海道

北海道サマータイム導入に関する提言
提案理由

北海道は、日本標準時を定めた明石より経度で約6度東に位置し、尚且つ、わが国の中で最も高緯度に位置することから、夏季における日中時間が札幌で東京や大阪などに比べ1時間以上長くなっている。
サマータイムは、この昼間時間を積極的に利用しようというもので、生活面においては、健康増進、余暇の利用拡大、また、経済活動においては、省エネルギー効果やCO2 の削減、さらに新たなビジネスチャンスが生まれるなど、高い導入効果が見込まれるものである。
こうした状況を踏まえて、札幌商工会議所では、北海道サマータイム制導入に関し、平成15年1月、政府構造改革推進本部の特区2次募集に対し提案を行ったが、主体となる所管省庁が不明との理由で現在も継続検討となっている。
また、昨年10月には北海道サマータイム制導入による経済効果についての試算を取り纏めたところ、観光・レジャー・趣味娯楽などに対し、直接効果で9百億円弱、波及効果を含めると1千百億円を超える新たな消費行動が誘発されると算出されるなど、導入によるメリットは、非常に大きいものと思われる。 
さらに北海道サマータイムは、内外に北海道をアピールする絶好の機会となると共に、新たな制度の施行で道民意識の高揚にも資することから、4月第1日曜日から9月最終日曜日までの約6ヶ月間、北海道全域でサマータイム導入を強く要望するものである。

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