石狩湾新港の重点港湾指定に係る要望
札幌圏のみなと「石狩湾新港」の重点港湾への指定について

アジア広域にわたる静脈物流ネットワークの北海道拠点港として、東地区に-12m岸壁の整備が必要でありますので、重点港湾として指定されますよう、強く要望いたします。

  • 石狩湾新港は、2003年4月に広域的な静脈物流ネットワークの拠点港となる「リサイクルポート」の指定を受けており、北海道のリサイクルポート3港(石狩湾新港・苫小牧港・室蘭港)における金属くず輸出量の約6割を占める港となっております。
  • 背後の工業流通団地「石狩湾新港地域」には、リサイクル関連企業の立地(35社)が進み、優れた処理能力と道都札幌市に近接する地理的優位性により、道内各地からリサイクル資源の集積が進むなど、環境負荷の少ない循環型社会の形成に向けた役割を担っております。
  • こうしたリサイクル資源については、韓国・中国から東南アジアへと商圏が拡大する中で、輸送コスト縮減のため、船舶の大型化(30,000トンクラス)が必至でありますが、石狩湾新港の-10mの既存岸壁では15,000トンクラスの船舶までしか入出港できないため、早急な機能拡充が必要となっております。
  • ○現状では、リサイクル事業者は、やむを得ず、岸壁能力に合わせた船舶をオーダーしなければならず、運賃負担力の乏しいリサイクル資源の取扱いにおいては、大量輸送によるコスト削減が急務であり、企業の競争力強化の観点からも、船舶の大型化によってスケールメリットを活かせる輸送体制を整えるよう要請されております。また、当事業は、政府の新成長戦略に掲げる環境・エネルギーおよび対アジア施策にも合致することから、実現を強く要望いたします。

要望事項
  • 石狩湾新港の重点港湾への指定
  • (仮称)東地区リサイクル岸壁(-12m)整備事業(新規)(平成23年度国直轄港湾整備事業)

平成22年4月20日

北海道石狩市 市長 田岡 克介

北海道札幌市 市長 上田 文雄

北海道石狩市議会議長 片平 一義 

札幌商工会議所 会頭 高向 巖

石狩商工会議所 会頭 三津橋 昌博

石狩湾新港企業団地連絡協議会 会長 阿部 仁

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