札幌都心部と高速道路とのアクセス強化に関する要望
札幌都心部と高速道路とのアクセス強化について

札幌は、北海道の中心都市として、行政・経済・文化・医療など様々な分野を牽引する役割を担っており、こうした高度都市機能が集積する札幌都心部との円滑な交通の確保は札幌ばかりでなく、道内各都市においても今後ますますその重要性が高まっていくものと考えられます。
特に、広域分散型の都市構造を有する北海道にとって、円滑なモノの流れ・人の流れを確保する上で欠かせないのが高速道路でありますが、高速道路が札幌都心部に乗り入れてない現状では、交通渋滞や冬期間の交通事情の悪化などにより円滑な都心へのアクセスを阻害しており、札幌の持つポテンシャルが十分に発揮されているとはいえない状況を招いております。
こうしたことから、当所では予てより、札幌都心部と高速道路とのアクセス強化の必要性を訴えて参りました。
今後とも増加が期待できるアジア等からの観光客への対応や、これからの超高齢化社会における高度医療・救急医療への対応など、「道都 さっぽろ」に求められる役割は、さらに高まっていくものと思われます。
そのためにも、交通の円滑性・定時性はもとより、札幌の持つ可能性が十分に発揮できるよう、まちづくりと連携しながら、札幌都心部と高速道路とのアクセスを強化し、広域的なネットワークを形成していくことが必要不可欠であります。よって、下記について実現するよう、強く要望いたします。


一.都心部と高速道路とのアクセス強化を都市交通マスタープランに位置づけ、国と連携し、早期に事業化すること

一.まちづくりと連携し、都市内の緑化空間・水辺空間を創造し、かつ歩行者・自転車・公共交通への空間再構築を図るために、都心部と高速道路とのアクセス強化については創成川通を活用すること


平成22年1月26日
札幌商工会議所
会頭  高向 巌

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