空き家対策コラム
北海道の空き家等対策について
北海道建設部住宅局建築指導課建築企画グループ


1 「空き家等対策に関する取組方針」の策定と主な施策について
 空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とした、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が平成27年5月に全面施行されたことを受け、北海道では、今後の対策の方向性を体系的に示すマスタープランとして同年12月に「空き家等対策に関する取組方針」を策定し、「空き家等の活用の推進」「市町村への支援」「道民への周知・啓発」を施策の柱として、空き家等対策に取り組んでいます。
 今回は、空き家及び空き地の有効活用の促進という観点から、重要な施策の一つである「北海道空き家情報バンク」について、紹介します。
 
2 「北海道空き家情報バンク」について
 「空き家情報バンク(以下「バンク」という。)」とは、所有者等から登録された空き家(空き地)の情報をインターネットにより情報発信し、サイトを閲覧した方が購入・賃借するという形で、空き家等の流通促進を図る制度
です。
近年、道内でも、新たにバンクを開設する動きが活発ですが、全ての市町村がこの制度を設けているわけではありません(バンクを設けていない市町村は、平成27年7月末時点で78団体(43.6%)ありました)。また、開設している場合でも、市町村単独のバンクでは、物件の登録数が少ないという課題を抱えているケースがあります。
 
 道としてこれらの課題を踏まえ、全道規模で空き家等の活用の推進を図るには、道内全域をカバーするバンクが必要であると考え、市町村バンクや移住情報ポータルサイト(道総合政策部所管)と連携のうえ、平成28年4月に「北海道空き家情報バンク」を開設しました(運営は、北海道宅地建物取引業協会に委託しています)。平成28年度の運営実績については、延べ登録件数が467件、契約成立件数が75件(売買:64件、賃貸:11件、成約率16.1%)、物件を掲載している市町村が50団体(27.9%)となっております。今年度に入ってからは、毎月約4千件のアクセスがありますが、このうち半数以上が道外からのものとなっております。
 
 道としては、引き続き、道内の市町村や不動産関係団体との連携を強化するとともに、道内外で開催される移住フェアなどにおいて制度の周知に積極的に取り組んで参ります。皆様におかれても、空き家(空き地)の売買・賃貸借のご希望がございましたら、「北海道空き家情報バンク」を利用していただきますよう、お願いいたします。